庭園美術館 

日付: 2016.03.25 | 分類: 金具小話  

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東京都庭園美術館の、ハンドルと鍵一式の、復元のお仕事をさせていただきました。
書斎の収納扉に対し、現存しているのは1組のみ。少しの間お借りして、2組増やしました。約90年前の職人の手の跡をたどります。
こういう時を経たものは、金具のひとつであっても、何かが宿っているように感じてしまう。「勉強させていただきます」と、建物と歴代所有者、デザイナー、匠チームに、心の中でちゃんと挨拶してから取りかからないと、不思議とうまくいきません。
心をあらためてから、そっと分解して、内部のパーツを丁寧に取り外します。小さなパーツを1個1個複製し、うまく噛み合うように擦り合わせ、バネを仕込み、ネジを切り、組み立てる。
生きている間のメンテナンスは私ですが、90年後の見知らぬ職人さんも私と同じようにどうぞよろしくと、鍵のフタを閉じます。
重要文化財の復元、大変貴重な機会をいただきました。機構やデザインに触れることもそうですが、風合いを目に焼き付けることも大きな財産となりました。
機会をくださった黒瀧さん方、どうもありがとうございました。

黒瀧道信さん デコラティブアートスタジオ

謹賀新年  

日付: 2016.01.04 | 分類: 金具小話  

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新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は関わってくださった皆様、遅ればせながら、心よりお礼申し上げます。
かなぐやは本年、よりものつくりに集中して、現行の改良、存在感ある新商品、クオリティ。地道に頑張りたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

 

美しい客  

日付: 2015.08.18 | 分類: 休憩少々  , 金具小話  

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掃き溜めに鶴という言葉をとっさに思い出しました。

自分の工場なのに切ない…。

大森ロッヂ 

日付: 2015.07.31 | 分類: 施工事例  , 金具小話  

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6月半ばのこと、大田区は大森ロッヂのオープンハウスへお邪魔してきました。二階の住居と一階の食堂へ、金具を使っていただきました。金具の行く末を生で見れる機会はなかなかありませんので興奮しました。
「昭和の趣を残す8棟の木造住宅を順次リノベーションしてきた大森ロッヂでは、路地を介した緩やかなつながりが形作られて来ました。」http://www.omori-lodge.net

自分と隣人、建物と街、つながりという関係を意識的に創りだし、更には住まう人間によって独自の色(関係)が帯びていく。

ごく身近からの街づくり。

一階のたぐい食堂では、お手洗いに新作の160ピッチの六角棒コの字の取っ手を背中合わせに使っていただきました。S字フックもさりげなく活躍していました。
おむすびはモチモチでとても美味しかったです。みなぎりました。

ありがとうございました。

ふるさと村 

日付: 2015.05.15 | 分類: 金具小話  

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小平市のサイクリングロード沿いにある有形文化財。木造平屋と、明治建築の郵便局舎です。小金井の江戸東京たてもの園に比べるとかなりささやかな規模ですが、木造平屋では靴をぬいであがり、開け放した庭を眺め、風が通り抜けるのを感じながら、限定食の武蔵野うどんが楽しめます。近所の方の散歩コースのようです。防風林もとても良い。

郵便局舎のお気に入り金具。造作金物、ロー付け跡はもちろん(かなぐやの取っ手と同じ。数十年後のこれを待っているのです。)、金ヤスリの傷跡がなんともそそります。
ドアノブは極小ながら、けなげにちゃんと回ります。こんなに小さいドアノブ見たことないです。そしてどちらも素晴らしい色です。

せっせと  

日付: 2015.02.20 | 分類: 金具小話  

写真

今からこいつらに鎚目を入れてあげます。

ぜったい機械じゃ出ない質感、奥行きのあるムラです。人は無意識的にそういうのが落ち着くようです。たぶん人間もそうだから。

写真[1]

写真[2]

とか言ってる場合じゃないです。急がねば…

今日も皆さん頑張りましょう。

良いお年を 

日付: 2014.12.29 | 分類: 金具小話  

年の瀬、年内の出荷を終えながら、年明けに備える。
ラストスパートでは、偶然にもおかわりのご注文が続きました。
気づけば、早いもので今年も残すところあとわずか。
今年出会った人、来年出会う人、少し遠くの人。どんなかたちであれ、長い仲でありますように。
それでは皆様、良いお年を。本年も、どうもありがとうございました。

5年越しの鍋

日付: 2014.10.16 | 分類: 金具小話  

写真[1]

三鷹のパン&ケータリングやさん。お世話になったお礼に作らせてもらった鍋と、そのご本人に、大変ごぶさたで5年ぶりに会い、じんわりしました。鍋は、本当に大事に酷使してくださっていた。良い日です。

新作開発  

日付: 2013.08.08 | 分類: 金具小話  

先程お伝えしたストッキストに合わせて、いくつか新作を発表します。写真は友人のインダストリアルデザイナーの西村君。3Dプリンターを持っているので、開発の手助けをお願いしたのです。

製品を開発するには、生産するための型が必要な場合があるのですが、そう気軽に作れるものでもないので、3Dプリンターで模型を作ってもらいました。形になると、デザインをより追求でき、手のかかり具合も確かめることができ、製品の質が向上します。

いつもは工房にある端材で実際に作って確認するのですが、どうしてもしんどい形があります。三次曲面です。ひねり、ゆがみ。数度ひねるだけで、印象が全く変わるのです。不思議なリズムを作りたかったのに、エレガントになってしまうとか。おかげさまで、フレキシブルに形を調整しつつ、納得のいく模型を作ることができました。

これをもとに、鋳込んだり、絞ったりして、かなぐにします。ありがとうございました。

西村拓紀デザイン株式会社 http://www.hndi.co.jp/

新作開発  

日付: 2013.06.16 | 分類: 金具小話  

9月の新作の試作です。トタンの屋根裏部屋、火が揺れるので扇風機も禁止のローづけ… 夏にいつまでも慣れないまま。むしろ年々暑くなっていっているような気がしています。

開発では、効率よい材取り、生産方法、仕上げ、ロット数…オールラウンドに詰めていきます。今年は、彫り込み引き手とつまみを増やします。皆さんご希望の、トイレットペーパーホルダーやタオルかけなど そこまでたどり着ければ良いのですが。

 

 

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