庭園美術館 

日付: 2016.03.25 | 分類: 金具小話  

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東京都庭園美術館の、ハンドルと鍵一式の、復元のお仕事をさせていただきました。
書斎の収納扉に対し、現存しているのは1組のみ。少しの間お借りして、2組増やしました。約90年前の職人の手の跡をたどります。
こういう時を経たものは、金具のひとつであっても、何かが宿っているように感じてしまう。「勉強させていただきます」と、建物と歴代所有者、デザイナー、匠チームに、心の中でちゃんと挨拶してから取りかからないと、不思議とうまくいきません。
心をあらためてから、そっと分解して、内部のパーツを丁寧に取り外します。小さなパーツを1個1個複製し、うまく噛み合うように擦り合わせ、バネを仕込み、ネジを切り、組み立てる。
生きている間のメンテナンスは私ですが、90年後の見知らぬ職人さんも私と同じようにどうぞよろしくと、鍵のフタを閉じます。
重要文化財の復元、大変貴重な機会をいただきました。機構やデザインに触れることもそうですが、風合いを目に焼き付けることも大きな財産となりました。
機会をくださった黒瀧さん方、どうもありがとうございました。

黒瀧道信さん デコラティブアートスタジオ

ひきて続々 

日付: 2016.03.02 | 分類: 出荷日和  

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寒くても春の冷え心地。彫込ひきて、続々出荷日和です。
数の作業、昔は辛くてしょうがなかったのですが、100個×1回ではなくて、1個×100回というか、ゴールを100回やる気持ちで仕事をすると、逆に楽しくなりました。小さい達成感がたくさん貯まります。

Casa BRUTUS

日付: 2016.02.12 | 分類: 雑誌掲載  

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Casa BRUTUS No. 192 MARCH 2/10 発売
ソニアパークさんの、守りたいもの、伝えたいものへ、かなぐやのインテリアパーツを紹介いただきました。ホンマタカシさんのお写真。
紹介いただくにあたって、始まりを思い返す素敵な時間をいただきました。
金具は、設置する相手が必要で、それ単体で完結できないからこそ、相手(人・物・空間)と関われることが奥深い。商品の中でも、陶や硝子や大理石などの他素材をあしらって相手と関われることも、楽しみのひとつ。
なにより住み手に託して使っていただき、さらに数世代先まで引き継がれる可能性がある。そして未来だけでなく、過去にかさのぼれば歴史も深い。実に多くの相手が絡み合っています。
当たり前かも知れないけど、作り手と使い手を繋ぐものは、物。物から広がること。これからも、大事に続けていこうと思います。

CONFORT 

日付: 2016.01.18 | 分類: 雑誌掲載  

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CONFORT 2月号 No.148
「紙と壁紙の物語」という密度ある一冊、様々な和紙の現代的な在りようが、目まぐるしくとても楽しく。かなぐやが展示什器などでお世話になっている、造る和紙職人ハタノさんが巻頭8ページに渡って紹介されています。
かなぐやはP126のGOODS SPACEにて、鋳金作家 橋本瞳が原型を起こした、満月の彫込ひきてを掲載していただきました。「真鍮の月を愛でるという贅沢」とのご紹介。「日本の伝統建築には月をテーマにしたものが少なからず見られる」※紹介文より引用
私たちが考えた月の引き手は、建具のお月見。
女性からも男性からも、素直にきれいとかかっこいいと思ってもらえるものでした。彫刻は味つけを抑えて温度を下げ、静寂や陰が表現出来ればと、目指すものは共有出来ていました。
そして黒板塗料の建具、子供部屋のイメージもあったり。でもだいぶ大人っぽいですかね
ぜひご覧になってください。

謹賀新年  

日付: 2016.01.04 | 分類: 金具小話  

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新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は関わってくださった皆様、遅ればせながら、心よりお礼申し上げます。
かなぐやは本年、よりものつくりに集中して、現行の改良、存在感ある新商品、クオリティ。地道に頑張りたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

 

展示終了  

日付: 2015.11.28 | 分類: お知らせ  

三日間のインテリアライフスタイル展が無事終了しました。
クオリティと手作業での生産体制がある程度固まってきたところで出展にふみきったかたちとなりました。ブースまでお越しくださった方々、改めてお礼申し上げます。

IFFT最終日 

日付: 2015.11.26 | 分類: お知らせ  

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11/27 IFFT最終日です。17:00閉場となります。
とても大きな会場で、とても小さなものを出しています。皆さん近寄って見てくださっており助かります。
こんぺいとうのつまみではクスッと、満月のひきてではこだわりすぎて呆れ笑い。
どうぞお越しください。

人気のひきて

日付: 2015.11.16 | 分類: 出荷日和  

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出荷日和です。ブルータスに掲載いただいた、真鍮彫込ひきて白陶器です。

日本の住宅の独特なところ。和室と洋室、和洋が背中合わせとなる空間を仕切るものは、壁一枚、建具一枚なのです。

なので、どちらへも馴染むデザインに。たったひとつの小さなひきてですが、空間を繋ぐ仕事をさせることが出来るかも、などと考えています。

満月のひきて

日付: 2015.11.01 | 分類: お知らせ  

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『満月のひきて』

アーティスト 橋本瞳とのコラボレーションの彫込引手です。

山や川や等高線をたどった、半立体の世界地図を鋳造した彼女の作品を見て、月の造形をお願いしました。国どころか、星を越えること、快く了承していただきました。

50φほどの満月に、縁を回して引き手にしています。たとえば子供部屋、黒板塗料を塗った建具につけてくれたら。そして大人にも楽しんでもらうことを考えて、彼女の感性に頼り、いつまでも眺めていたいようなものになりました。

今月のIFFTにて、発表いたします。

Casa BRUTUS

日付: 2015.10.14 | 分類: 雑誌掲載  

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Casa BRUTUS 2015 vol.188 NOVEMBER

真鍮彫込ひきて寄り四角・白陶器を掲載していただきました。
インテリアデザイナー佐々木一也さん自邸のJAPANESE STYLE ROOMへ。

ここでは使用されているプロダクトを全て伺い知ることができます。ステンレス、スチール、アルミ、真鍮、こんなに様々で存在の強い素材達が、すっきりと同居することができるなんて。

ちなみに表紙のステンレスの吊り戸棚は青作舎の特注品です。完成形という印象のとても美しいものです。

続くのは、インダストリアルなハードウェア。隙がありません。
国内外の、工業製品、工芸品、特注品、アンティーク。

各社メーカー、ブランド、ショップの、気合いの入った制作物の羅列が、本当に爽快な一冊でした。