鎌倉の家へ 

日付: 2013.07.30 | 分類: 日記        

六角つまみです。玄関土間の靴箱へ。友人宅へ、新作のトイレットペーパーホルダーの設置も兼ねて、見て来ました。納品して一年弱ですが、それはそれはきれいな飴色になっていました。山側ではありますが、潮風がなでていくのでしょうか。それともたくさん触ってくれているのか。10年後、50年後の色も見てみたいです。

カタログ  

日付: 2013.03.09 | 分類: 日記        

かなぐやのカタログは友人のエディトリアルデザイナーに作ってもらっています。その友人の自身のホームページが完成したそうなので、紹介をさせてください。

木村 稔将  http://toshimasakimura.jp/
実寸図面の特色印刷は、真鍮のような銅のような 磨きたての輝きのような何年も経ちくすんだような すべてを絶妙に表現してくれる色を選んでくれました。かなぐやのカタログ請求、ぜひお待ちしております。 写真:杉山豪介

 

出荷日和  

日付: 2012.12.28 | 分類: 日記        

娘さんの姫箪笥を特注される際、私も自分だけの何かをと、紫檀の宝石箱を作られることとなったお母様へ。

こちらのホームページでカタログを請求くださってのご縁でした。秋の新作、白陶器の細円錐つまみです。きっと大切に使ってもらえることでしょう。行ってらっしゃい。

修復    

日付: 2012.06.09 | 分類: 日記        

前回は復元のお話だったので、修復のことも少し。
70年前のもの。日本医科大学の山岳部のバックルです。手で持っている部分の金具が外れてしまっていました。

これは近所の建築家のおばあさんからのご依頼で、山岳部の部長だったお父様のもの。二代に渡り大事に持ってらっしゃたので、新品のように戻すのではなく、修理を思い立った今の、思い出を詰め込んだ風合いを目指して修復することにしました。
外れた金具をロー付けで接合すると真っ赤になるほど高温で熱するので、表の文字のメッキははがれ、色味や風合いが変わってしまいます。酸洗いをすると、思った通りまるで別のもののようになってしまいました。この段階ではまだ修理の気持ち。

あの手この手で元の雰囲気に近づけます。これは修復の気持ち。下処理を施し、緑青の粉を溶かした液でぐつぐつ煮込みます。

驚く程元通りの色がつきました。熱を通したので、慎重に鎚を入れヘラで締め、文字の部分を光らせたり縄や山の陰影を味付けします。

あずかった時の雰囲気さながらの色味と重厚感を出すことができたと思います。依頼主もとても喜んでくださいました。かけがえのない一点物は、重圧が本当に大きい。その分、大事に使い続けて来たものの風合いを、目に焼き付けることが出来ます。

復元    

日付: 2012.05.31 | 分類: 日記        


何年か前の頼まれもの。古い箪笥についていた小さな取っ手を復元しました。二つ足りないということで、残っているものを見本にお借りして、形や質感を似せながらいちから作っていきました(左)。この復元の難しいところ、厚みが0.2mmほどのとても薄い板をプレスして作ってあることでした。彫金の打ち出しでもないこの抜け具合を再現するのは本当に難しいことです。微細なたわみ、ゆがみ、張りだと思います。型をつくる訳にもいかず、予算や時間的なこともあって、厚い板を切り抜いて縁を丸くやすってつくりました。職人の丁寧な仕事ながらも一歩引いて余熱を取ったような生産だからこその塩梅。それでも日々の生産の中に、表現やぬくもりが消えているわけではないのです。

出荷日和  

日付: 2012.04.10 | 分類: 日記        


真鍮てぬぐいかけ引っ掛けぶらりと、真鍮とって角棒コの字の古美色加工です。滋賀県と愛知県へ。日本各地へ出荷する時、本当に楽しくなります。各地の名産品に思いを馳せながら包みます。東京産の取っ手、いってらっしゃい。

はじめまして

日付: 2011.04.13 | 分類: 日記        


はじめまして。かなぐやでは主に真鍮を素材とした取っ手やつまみなどをつくっています。デザインをして、材切りをして、バリをとり、ロウづけをして、穴をあけ、ネジ切り、仕上げて、出荷をする。そしてそれを繰り返す。それらの作業を、出来るかぎり丁寧におこなっています。商品が出来上がるまでのひとつひとつの作業に、私たちなりの思い入れがあること、こちらでちょっとずつお話できたらと思っています。ご愛読いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。